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    質量分析

    質量分析サービスの概要

    BGIは、お客様のライフサイエンス研究プログラムを加速するために、プロテオミクス、生物学的特性評価、メタボロミクスおよびマルチオミクスサービスを提供します。当社のエンドツーエンドのLC-MSサービスのポートフォリオは、大規模なコンピューティングインフラストラクチャの管理と革新的なバイオインフォマティクス技術の開拓におけるBGIの強みを活用しています。


    当社の質量分析ラボには、液体クロマトグラフィーおよび質量分析に基づく分析法において豊富な経験を持つ科学者が集まっています。この最先端の施設は、幅広い代謝産物研究アプリケーションをサポートするために設計されています。

    BGIはお客様の研究課題を簡素化するお手伝いをします。特殊のプロジェクト要件に対応するためのワークフローのカスタマイズとコンサルティングサービスを提供することができます。


    プロテオミクスサービス

    当社は、タンパク質の発現やリン酸化、グリコシル化、アセチル化などの翻訳後修飾を測定するためのソリューションを提供しています。

    BGIは、タンパク質定量のためのグローバルかつターゲティングされたリューションを提供します1、2。お客様の実験戦略に最も適するよう、ラベルフリーDIAおよびアイソバリックラベルなどのサービスを柔軟に適応させることができます3、4、5。スクリーニングアプリケーションでは、Q Exactive HF/HF-XおよびQTRAP 6500によるMS検出を用いた多重反応モニタリング(MRM)および並列反応モニタリング(PRM)スキャンを使用し、高特異的な標的ペプチド定量を提供します6

    また、大規模なプロテオームプロファイリングのサービスを提供しており、オフラインHPLCプラットフォームを使用したサンプル事前分画を提供することが可能です。当ラボでは、溶液サンプルやゲル分離サンプルを用いたタンパク質同定サービスも行っています。.

    当社のすべてのプロテオミクスサービスはお客様のタンパク質発見プロジェクトのニーズを満たすようカスタマイズする事が可能です。

    - タンパク質同定

    - ペプチドミクス

    - 定量プロテオミクス


    生物学的特性評価サービス

    BGIはバイオ医薬品およびバイオテクノロジー業界のお客様に向けた分析サービスおよびダウンストリームサポートを提供しています。当社の目標は、ダイナミックレンジと感度が最適化された革新的な分析方法を用いて、生物試料の分子組成に関する詳細な情報を提供することです。

    当社の最先端のLC-MSプラットフォームは、二重/多重特異性抗体、ADC、Fc融合タンパク質医薬品などの非常に複雑なサンプルを含む多様な生物学的特性評価プロジェクトに対応することができます。さらに、BGIの科学チームは、非共有結合を維持でき、中〜高サンプルスループットと互換性のある、ネイティブLC-MSテクノロジーを開拓しました7,8,9

    当社は、リン酸化プロテオミクス、CAR-Tインタラクトミクス、プロテオミクス・トランスクリプトーム(DNBSEQ)解析を含むトランスオミクスプロジェクトなどの、創薬およびその他の生物学関連のプロテオミクスサービスを幅広くサポートすることができます。

    – ペプチドマッピング

    – インタクト質量分析


    メタボロミクスサービス

    代謝産物の発現を測定するためのソリューションを提供します。

    BGIは、代謝物定量のためのグローバルおよびターゲットソリューションを提供します10,11,12。お客様の実験戦略に最も適するよう、ノンターゲットメタボロミクスおよびリピドミクスプロファイリングサービスなどをお客様の要望に合わせて柔軟に対応します。スクリーニング用途では、QTRAP 6500およびWaters Xevo TQ-SによるMS検出を用いた多重反応モニタリング(MRM)スキャンを使用し、特異性の高い標的代謝産物定量を提供します。

    当社のメタボロミクスサービスはお客様の代謝産物発見プロジェクトのニーズに合わせたカスタマイズできます。

    –ノンターゲットメタボロミクス

    –ターゲットメタボロミクス

    –リピドミクスプロファイリング


    マルチオミクスサービス

    マルチオミクスは、新たな知見を得るための、単一のオミクス領域からのさまざまなデータセットの統合的な生物学的分析です。研究への統合されたマルチオミクスアプローチは、遺伝子型的・表現型的・環境的関係および生物の病気や健康との関連をより包括的に理解することを可能にします。

    BGIは、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、エピゲノミクス、プロテオミクス、メタボロミクスを網羅するマルチオミクスサービスを提供し、お客様の特定のニーズに合わせてソリューションをカスタマイズする柔軟性を具えています10,13,14。すべてのプロジェクトは、トップレベルのバイオインフォマティクスインフラストラクチャによりサポートされています。

    -16S/メタゲノム+メタボローム

    -プロテオーム+トランスクリプトーム

    -トランスクリプトーム/プロテオーム+メタボローム

    -定量的プロテオーム+リン酸化プロテオーム


    参考資料

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    [5] Kelstrup CD, Bekker-Jensen DB, Arrey TN, Hogrebe A, Harder A, Olsen JV. Performance Evaluation of the Q Exactive HF-X for Shotgun Proteomics. J Proteome Res. 2018 Jan 5;17(1):727-738. doi: 10.1021/acs.jproteome.7b00602.
    [6] Bourmaud A, Gallien S, Domon B. Parallel reaction monitoring using quadrupole-Orbitrap mass spectrometer: Principle and applications. Proteomics. 2016 Aug;16(15-16):2146-59. doi: 10.1002/pmic.201500543.
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    [9] Ren C, Bailey AO, VanderPorten E, Oh A, Phung W, Mulvihill MM, Harris SF, Liu Y, Han G, Sandoval W. Quantitative Determination of Protein-Ligand Affinity by Size Exclusion Chromatography Directly Coupled to High-Resolution Native Mass Spectrometry. Anal Chem. 2019 Jan 2;91(1):903-911. doi:10.1021/acs.analchem.8b03829.
    [10] Liu R., et al., Gut microbiome and serum metabolome alterations in obesity and after weight-loss intervention. Nat Med, 2017. 23(7): p. 859-868. doi: 10.1038/nm.4358.
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    [14] Gao H Y. et al. Transcriptomics and metabolomics analyses reveal the differential accumulation of phenylpropanoids between Cinnamomum cassia Presl and Cinnamomum cassia Presl var. macrophyllum Chu. Industrial Crops and Products, Volume 148, 2020, 112282, ISSN 0926-6690, doi: 10.1016/j.indcrop.2020.112282.